管理人はだれ！？

2017年6月2日「金曜日」更新の日記

「新築物件」は購入対象から除外される。なぜなら、一戸建てであれマンションであれ、新築物件を購入後、その資産価値や物件価格、評価を自力で上げるのは、至難の業だからだ。というより、「無理」と断言できるほどである。「たくさんのオプションを付けたんです」「いつも気をつけて綺麗に使っています」「夕バコは家で吸わせません」などは査定に行くとよく聞く話で、実際にこれらの家は、年数が経ってもそれなりに綺麗だったりする。しかし、残念ながらこうしたことは、不動産の売買金額にはほとんど反映されないのだ。売買金額の大抵は、あくまで周囲の相場に引っ張られる。室内のリフォームや外壁の塗り替えなどは、微々たる要素（それでも最大で価格の１割程度にはなるかもしれないが）に過ぎないのである。よって、都心の一等地、または何らかの理由で地価の上昇が起きるような稀なエリアでない限り、新築不動産を購入する場合は、その価値は確実にぐっと下がるものだと腹を決めておく必要がある。特に、一戸建てにおいては、15年ほどが経過すれば「解体」さえ視野に入ってくるのが、日本における不動産事情だ。「だったら、やっぱり賃貸のほうが……」というのは早計である。

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