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2年以上の実務経験かこれにかわる認定(2)

2020年4月27日「月曜日」更新の日記

2020-04-27の日記のIMAGE
この実務講習については、宅地建物取引主任者試験合格後でなければ受講できませんが、登録に関しては重要なことなのでもう少し述べておきます。実務講習は建設省の外郭団体である財団法人不動産流通近代化センターが行っているもので、通信教育とスクーリングの2本立てとなっています。テキストが3冊配布され、通信教育においては定期的に送られてくる問題(択一式)をこのテキストを勉強しながら解答し、提出するものです。この内容は、宅地建物取引主任者試験受験のために行った勉強がベースになっていますが、実務講習という性格上、試験勉強に比べ実際の仕事に即して考えるような性格のものと言えます。これが終了すると、次に連続3日間のスクーリングが行われますが、これは3日間とも出席することが義務づけられます。そして、単に講義を聞いて終了するのではなく、講習の要所で効果測定というテスト形式の演習が行われ、また、重要事項説明書を自分で実際に作成するなどの演習も行われます。これらを修了することによって、いよいよ実務講習が修了し、後日、実務講習修了証および実務講習修了証明書が送付されることになるわけです。そして、登録申請の際には申請書に実務講習修了証明書その他所定の書類を添付することになっています。なお、スクーリングを受講する場所ですが、全国各地で何か所か設けられていますが、会場は受講者の出席希望地区の会場収容人数等を勘案し、主催者側で指定することが多いようです(日程についても同様です)。この実務講習の具体的な手続き等についてはその年により異なることがあると思いますので、試験合格時によく確認しておく必要があるでしょう(通常、試験の合格証書と同時に実務講習の案内書が送られてきますので、これをよく読んでおくべきです)。

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