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社会人の学習

2020年4月20日「月曜日」更新の日記

2020-04-20の日記のIMAGE
バブル経済の崩壊により、不況が続いています。われわれには未踏の恐ろしい社会の実現です。かつてイソップは、蟻とキリギリスの寓話で怠惰をいましめています。反面、勤勉な社会人には明るい将来を期待させていました。しかし、現代は蟻のように営々と働いていてもキリギリスのような無残な老後が待っている非情な社会となってきました。不況の経済社会となって各企業は生残りのために中年社員に対し退職勧告など冷酷な方策をとりはじめています。この情勢下の対策として自助・自立精神を持ち、それを体現する必要があります。その一つの道として資格取得があり、宅建試験はその第一歩として適切な試験です。(1)若手社会人の場合~企業による人員削減などは主として中高年に対してであり、若手社員には及んでいません。しかし、各企業は基本的に有能な社員のみを残す方針であり、向上心のない社員は次の段階で整理の対象となりかねません。宅建試験の勉強は、自己啓発として有用です。学習することによる充実感、資格取得後の能力の明示などは通常勤務にない経験を得ることができます。独身者で経済的余裕がある場合、1-4専門機関による講習が適切です。能力に自信があり的確な計画をつくり得る人は通信教育を併用した自習も妥当です。(2)中高年社会人の場合~「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき(林芙美子)」。健康保険法が制定された大正11年、日本人の平均寿命は42歳でした。最近の平均寿命は約80歳となっています。中高年社員に身近な高齢化社会の問題は、平均寿命がどんどん延びても、制度・慣行が追いつかないギャップにあります。これは42キロのマラソンレースが80キロに延びたようなもので、ライフプランも人生80年に合わせて軌道修正を行う必要があります。作家・林芙美子が過ごした結核その他の病気で短命であり、貧困に耐えて生きた時代は過去のものとなっています。現代は、花の命が長くなり、新たな苦しみが出現した時代といえます。中高年社会人は、ぜひ資格を取得すべきです。それも趣味の資格より先に、転職や独立に役立つ資格をめざすことが適切です。宅建試験は更に高次の資格への発展性もあり、手頃な試験でありますので、受験したいものです。この年代の方は、一般に管理職で多忙なため、勉強方法として1-1専門機関による講習が適合します。時間をとれない方は、1-2の通信教育も考えられます。~主婦の実力養成法~女性の社会進出により主婦にも各種のタイプがありますが、有職の主婦は前記3の社会人に準じて方法を選択します。専業主婦の場合、法律や不動産に対する知識が乏しいのが一般ですので、前記1の学生に準じて方法を選択することが適切です。宅建試験の対象科目は、日常生活にない専門用語がありますので、当初は英語における単語を一つ一つ覚えるように基礎を積み上げることが必要です。

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