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見積書には会社の性格が出る

2020年3月25日「水曜日」更新の日記

2020-03-25の日記のIMAGE
家族の希望が決まって間取りもかなり具体的になってきた。家族の希望も、総資金額も営業マンに伝えてある。次は、じゃあこの家を建てるのに、実際にいくらかかるの?ということですね。それを知るためには「見積書」を取ります。本書の読者ならすでにお分かりだと思いますが、「坪単価×坪数」では、実際にかかる金額は出ません。そしてこの見積書、共通のルールはありませんから、普通の方がご覧になっても、にわかには分からないケースがほとんどです。「だって、私らの希望の家が『総額いくらで建つか」が分かればいいんだから、総額欄を比較できればいいんでしょ?そんなに難しいはずがない」ほとんどの方はそう考えますよね。お父さん、お母さんでも会社で仕事をしていると、たぶん、何らかの「見積書」を目にすることもあるでしょう。でも、建築業界は、一筋縄ではいかないんです。総額が分かればいい?それが分からないために、たくさんのトラブルが起きているんです。「見積書では1250万円だったのに、実際には1600万円以上も支払わされた!」言いたくはないですが、こんなことは日常茶飯事なんです。先にも書きましたが、見積書には業界の決まり事がありません。ですから、各社が好きなフォーマットで作成しています。項目も同様です。「同じ項目を比較すれば、A社とB社の価格の違いが分かるだろう」なんてお考えかもしれません。でも、たぶんできません。つまり、あらかじめ見積書の予備知識がないと、何も分からない。それが建築業界の見積害なんです。ですから、見積書には、会社の性格がよーく出ます。細かく柱の1本1本を書き込んだものもあれば、おおざっぱに「1階6畳洋室フローリング○○万円」なんてものもあります。でも、細かければいい見積もりというわけではありません。問題は「○○諸経費」「O○管理費」「○○申請費」など、よく内容の分からない項目です。ここが会社の利益重視の会社なのか、お客さんの利益重視の会社なのかの分かれ目です。むずかしそう?でも大丈夫。私がそんな見積書の秘密を暴露しちゃいます。そして、失敗しない見積書の読み方、使い方を通して、あなたにふさわしいパートナー会社の選び方をお教えします。

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