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家にあったつくり手を選ぼう

2020年3月22日「日曜日」更新の日記

2020-03-22の日記のIMAGE
家づくりのプロといっても、さまざまな種類の会社があります。大きく分けると、テレビCMにも登場する大手ハウスメーカーと、地元密着型の工務店や設計事務所、それに大工さんです。違いは何かと聞かれたら、これもさまざまです。一般的に大手の会社は、人件費が多くかかります。維持費が高い事務所を持っています。お客さんには、無料でさまざまな調査・サービスを行い、宣伝広告費に多額をかけ、その分が、すべて価格に反映されて高額になっていることも多々あります。無料と言われている調査ですが、建てなかった人に行った分も会社にとっては立派な経費。その経費は、建ててくれた人の価格に上乗せする以外ないため、果たして何が無料で、誰がお得なのか分からなくなっている状態です。ただ、大手ハウスメーカーには、みんなが知っている「ブランド」という安心感があるのは強みです。一方、宣伝費などにあまりお金をかけず、その分価格を抑え、なおかつ質は落とさない家づくりをする地元の工務店を見つけて、大手ハウスメーカーとの差額分を仕様に費やしていい家をつくるのもひとつのアイデアです。もちろん、その分お安く建てるのもアイデアです。同じ服を買うにしても、スランドを買う方は大手ハウスメーカー派。ノースランド物で買う方は工務店派、といった感じです。五千円のシャツを百貨店で買う人もいれば、同じようなシャツをノーブランド物で千円で買う人もいるわけです。あくまでも、どちらか迷ったとき、分かりやすくその人に合ったつくり手をアドバイスする場合のお話です。けっして、ブランド品を否定しているわけではありません。大切なのは、自分はどんな家を建てたいか、あなた自身の本音に気づくことです。本音に気づかないままパートナー選びを進めて出逢った相手は、共感し合える相手ではありません。だから、自分がこだわりたい箇所が相手に伝わらず、コミュニケーションも取りづらく、後悔することになりかねないので気をつけてください。

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