へやいろシーン

トップ > 令和2年3月> 20日

安い家には理由がある

2020年3月20日「金曜日」更新の日記

2020-03-20の日記のIMAGE
いい家が安く建つにこしたことはありません。でも、その安さは、果たして誠意ある安さでしょうか。たとえば、契約をしぶった際、営業マンから「100万円値引きしますよ!」と言われたとします。これは手放しでは喜べません。健全な価格設定をしている会社なら、100万円の値引きなどありえない話です。では、100万円もの値引きがどうして可能なのでしょうか。一、最初から値引き分を上乗せしている。11、もともとの利益設定が高い。三、その分、何かをケチッて帳尻を合わせている。四、自転車操業で資金繰りが苦しく、目先のお金がほしい。一般的には「一」の場合が多いと思います。(「三」は、保証の関係などで最近は少なくなってきているとは思いますが......。)一番怖いのは、「四」のケースですね。最悪、払ったお金が戻ってこない場合もあるので、じっくりと会社の姿勢を見極めてください。家はとても高い買い物です。人生で一番高い買い物と言っても過言ではないでしょう。だから、安さに惹かれる気持ちもよく分かりますが、安さだけで建築会社を選んではいけません。家はその気になれば安くも高くも簡単にできるのです。要は中身と価格のバランスが取れているのか、お値打ちなのかが重要。家そのものの建材など、お金をかけるべき箇所にはかけ、何より「総額」を教えてくれるか否かも選別のポイントです。火災保険などの諸費用、カーテンや照明器はもちろんのこと、家電や家具まできちんと配慮した金額を提示してくれる会社は、誠実でより良いアドバイスをあなたにしてくれることでしょう。

このページの先頭へ