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なぜリフォーム会社が流行るのか?

2020年3月19日「木曜日」更新の日記

2020-03-19の日記のIMAGE
「ねえ、あなた、トイレのドア、開け閉めのときにギーって音がするのよ。直してもらえない」「どれ、ああ、こりゃおれには無理だよ。立て付けが歪んじゃってるんだろ。頼んで直してもらえよ」「どこへ頼めばいいのかしら?」「リフォーム会社がたくさんあるだろう。ほら、この前もチラシが入っていたし」「そうね、明日電話してみるわ」あれあれ?なんかおかしくないですか?その家を建てたハウスメーカーや工務店はどうしたんでしょう?その家のことは、建てた会社が一番よく分かっています。どうしてそこに頼まないのでしょうか。もしかしたら、家を建てる過程で、自分たちの希望を聞いてもらえなかったなど、なにかトラブルがあったのかもしれません。以前になにかメンテナンスを依頼したときに、「担当者がやめてしまって、よく分かんないんですよ。でも不具合は直しますよ。おそらく有料になりますけどね」なんてことで、いやな思いをされたのかもしれません。あるいは、すでにその会社はないのかも...。リフォーム会社がたくさんできている背景には、お客さんと建築会社にトラブルがあって、頼みにくい、頼めない、頼みたくない!という事情があるのかもしれません。だとしたら、とても悲しいことです。ここまで、家の値段、資金計画、土地の話など、家を建てる前にやっておくべきことをお話ししてきました。いよいよ、「どこに頼むか」というあなたの家づくりのパートナー選びです。パートナー選びで第一に考えてほしいのが、その会社と一生のお付き合いができるかということです。家は、きちんとしたメンテナンスさえしていれば、3年はもつでしょう。「人の住まない家は荒れる」と言われますが、メンテナンスをしなければ住宅ローン返済よりも先に、建替え、買替えをしなければならなくなってしまうこともあります。つまり、家は、建てた後が大事なのです。ということは、お客さんと建築会社とのお付き合いは、お引き渡しがゴールではなく、スタートなのです。建てて終わりではなく、建ててからも家がある限り仲良く付き合えることが、いい会社の条件ではないでしょうか。さらに、いい会社の目安となるポイントを挙げるなら、会社に行ったら、社員さんも気分良く迎えてくれる。現場に行ったら、職人さんも気分良く挨拶してくれる。すでに家を建てたお客さんと話せる機会がある。そんな会社は、ほぼ間違いなくあなたにとっての「いい会社」です。では、「いいパートナー」は、どうしたら見つけられると思いますか。その見つけ方はというと......、情報を一方的に与え続けるのではなく、あなたに質問を投げかけてくれる担当者かどうかをチェックしましょう。家族が幸せになれる家の答えは、そこに住むあなた自身の心の中にあります。構造や断熱材などの材質にこだわることも必要ですが、まず、その家でどんな日々を過ごしたいのかを聞き出し、一緒に考えてくれる人が、あなたにとっての「ベストパートナー」です。

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