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坪単価は価格のバロメーター

2020年3月12日「木曜日」更新の日記

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「坪単価○円」という言葉。家づくりを決めてから、住宅雑誌や不動産広告でたびたび目にしたことでしょう。「ところで、坪単価って何?」。それはですね......坪単価とは、「建物の価格を坪数で割った価格」です。でも、「坪単価が安い=家が安く建つ」は間違いです。単純な「高い、安い」は、坪単価ではなく「総額」で見ると正しく判断できます。「誰でも、いい家をできるだけ安く購入したいと思っています。当たり前ですよね。でも、売り手は逆です。いい家を建てたいという思いは同じでも、できることなら高い値段で購入して欲しいと思っていても不思議ではありません。だから、「いかにして良心的な価格で売るか」という努力をするのではなく、「いかにして安いと感じさせるか」に知恵を絞っている会社があることも事実なのです。たとえば、建物の価格から○○諸経費という名目で必要経費を差し引いて坪単価を割り出し、安く感じさせることもできるわけです。住宅業界は、坪単価や見積もりに共通ルールはなく、会社ごとに内訳や項目が違い曖昧です。そうした事情を踏まえ、どういったものを含んだ坪単価なのかを理解したうえであるなら、「高い、安い」のひとまずの目安にはなるでしょう。「坪単価」で最終的な「高い、安い」は判断せず、比較、検討の際のバロメーターとしてチェックするようにしましょう。

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