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家づくりって、そもそも何から始めるの?

2020年3月2日「月曜日」更新の日記

2020-03-02の日記のIMAGE
「夢のマイホームを建てよう!」。「でも何から始めたらいいの?」大丈夫です、一緒に考えていきましょう。
まず、「私の理想の家」について、家族で本音を語り合ってみましょう。それが、建った後の「こんなはずじゃなかった」を防ぎます。
たとえば、夕食はパスタにしようと夫婦で意見が一致しても、ご主人は「明太子ソースがいい」、奥さんは「ミートソースがいい」と、食べたいパスタの種類が違うことだって家づくりだって同じです。
「僕は書斎がほしい」
「私は家事室がほしい」
それぞれに譲れないポイントがあってもおかしくありません。思い入れが強いマイホームならなおさらです。だからこそ、最初に本音で意見を言い合い、理想のすり合わせを行っておく必要があるのです。以心伝心も結構ですが、それはあくまでも理想論。大事なことはきちんと口に出して、お互い言い合わないと伝わりません。本音を言わないまま計画を進めたとして、どんな問題が起こると思いますか。打ち合わせを進めていくなかで、「本当は○○がしたかった」、「やっぱり○○はイヤだ」と始まって、しこりを残したまま計画を進めるハメになります。食べ物と家づくりのウラミは、怖いですから要注意です!本音をぶつけ合えば、ときには喧嘩になることもあるでしょう。それは悪いことではありません。でも、一言アドバイスさせてもらえるなら......。家づくりをするときは、仲良く喧嘩してください。本音トークは、相手の理想を否定し合うのが目的ではありません。家族全員が満足するにはどうしたらいいか、折り合いをつけるためのものです。そうした前向きな話し合いなら、たとえ喧嘩になっても後味さっぱり!残念ながら書斎の夢が叶わなくても、家族で話し合って出した結果だからと納得できるものです。私はこれを、「トムとジェリーの法則」と呼んでいます。喧嘩が絶えないトムとジェリー。でも、喧嘩するたびに分かり合い、待っているのはハッピーエンド。家づくりの場合も、それが第一歩だと思うのです。前向きな喧嘩ができる夫婦には、ハッピーエンドのための2つのポイントをお伝えしておきましょう。一、叶えたいことは、夫婦で同じ数だけ叶えましょう。二、夫婦それぞれが抱く、第1位候補の夢は必ず叶えましょう。ご主人の夢の第1位が書斎なら、それはぜひ実現させましょう。奥さん、「家で読書なんかしないくせに」、とは絶対に言わないでくださいね。お互いの夢を受け止めて、理解することの先に幸せがあります。夢を受け止めることは、「仲良く喧嘩する」秘訣であり、家族みんなが満足できる家づくりの秘訣でもあります。

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