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更新料とはどんな金員か②

2019年12月25日「水曜日」更新の日記

2019-12-25の日記のIMAGE
借地契約の更新料の額はおおむね借地権価格の三?一○%といわれていますが、このように比較的高額の更新料が授受されるのはこのような意味合いがあるからなのです。いいかえれば借地契約というのは古いものであればあるほど地主には割に合わないものになっており、更新の時期が何十年間に一度の地主が利益を得るチャンスになっているというのです。さらに借地契約の更新料には、更新後に予定されている建物の増改築についての承諾料を含む場合もあります。この場合には、更新料の額は高めになることが多いのですが、増改築の際には改めて承諾料を支払わなくてもよいことになります。ただし、後日のトラブルを避けるために、このような意味で更新料を授受するときには、「増改築の承諾料の意味をも含む」という点を明確にした更新契約書等を交わしておく必要があります。■借家では、礼金と同額かそれより少なめ次に借家関係ですが、借家契約は借地契約と比べて賃貸借期間も短く、契約更新も多いので、更新料の支払いも頻繁になされます。ですから更新料はそれほど多額ではなく、契約期間二、三年の借家契約が更新される場合、賃料の一、二カ月分とされる例が多いようです。その契約を新たに結んだ場合に借家人が支払う礼金と同額か、それより少ない場合が多いようです。

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