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借地契約はどのような場合に更新されるか①

2019年12月19日「木曜日」更新の日記

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借地契約の更新には、必ずしも地主の承諾は必要ないと聞きましたが、本当でしょうか。だとすれば、それはどのような場合でしょうか。■契約が更新される三つのケース借地契約は、その存続期間が満了したときでも、それをもって終了することは極めて少なくなっています。今回の改正で初めて更新のない定期借地権(加ページ参照)という制度が新設されましたので、今後契約される借地権の多くはこの定期借地権になることが予想されますが、改正法の施行された平成四年八月一日よりも前に成立した借地契約については、繰り返し更新されていくことになっています。期間満了後も借地契約が更新される場合として、次の三つのケースがあります。詳しく見ていきましょう。側合意による更新借地契約の期間が満了した際、地主と借地人が合意によって契約を更新する場合です。更新後の地代等の借地条件は、更新の際に当事者が合意して定めます。むろん従前と同一とする旨の合意もできますし、これと異なる借地条件を定めることもできます。とくに何らの合意がなければ、更新後の借地条件は更新前のものと同一と考えられます。前述したように、改正法施行後に成立した借地契約については、一回目の更新では一一○年以上、二回目以降の更新では一○年以上の存続期間にしなければなりません。

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