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リラックスして暮らせるヴェネツィア

2019年9月15日「日曜日」更新の日記

2019-09-15の日記のIMAGE
絵や歴史にさほど興味があるわけではないという人にだって、十分楽しいところだ
いい例が、私の父
現在六六歳だが、引退したらこの街にロングステイして、気ままに飲み歩き、食べ歩きするのを楽しみにしている
父にそう言わしめたのは、「バカリ」と呼ばれる、独特の居酒屋の存在だ
・バカリというのは、地ワインといろんな種類のおつまみをそろえた、飾らない、気さくな居酒屋
地元の人が夕方、ふらっと立ち寄っては、グラス片手に、常連たちとおしゃべりを楽しむ
地元の人にまじって、いろんなバカリで食前酒を楽しんで過ごした父は一言
「車が通れへんから安心して飲めるし、おいしいもん、ちょこちょこっとつまめるのもええなあ」レストランでも「イカとかタコとか魚が中心やから、口に合う」と、ご満悦であった
言うまでもないが、海に囲まれたヴェネツィアは魚介類が豊富だ
日本で獲れる魚介類のほとんどが手に入るから、舌がホームシックになっても、包丁さえ握れれば困らない
新鮮なサーモンやまぐろ、トロでスシも作れるし、あんこうで鍋だってできる
なかには、うなぎの蒲焼を作ったツワモノさえいるくらいだ
それにヴェネツィアは小さな街で、何をするにも歩く
だから人とふれあう機会も多い

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