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2019年9月9日「月曜日」更新の日記

ルネッサンス発祥の地として知られる古都フィレンツェ
市内中心、歴史地区は花の都として世界遺産にも指定されている
今もなお、名をとどろかせる当時の巨匠たちが競って生みだした名作の数々が残る街
世界屈指のウフィツィ美術館には、ボッティチェリやジョットなどの教科書に出てくる絵画がズラリと並ぶ
「フィレンツェは街全体が美術館」ともいわれ、路地の噴水の彫刻、街中に点在する教会の壁画、通りがかった民家の開いた窓の奥に見える天井のフレスコ画にも歴史の積み重ねを感じる
初めてこの芸術の都を訪れ、「駆け足滞在」をした人は「今度はじっくり時間をかけて来たい」と口を揃えて言う
そして、実際にリピーターも多い
音響効果の優れた劇場もたくさんある
フィレンツェ五月音楽祭で有名なテアロ・コムナーレのオペラやコンサートは出演者も超一流
そして、そのSSバルコニー席のチケットが一万円ほどといえば、音楽ファンにはたまらない
街中の教会ではコンサートも多く行われ、石壁に鳴り響くパイプオルガンの音色にうっとりとする
それらは一000円程度か無料のことも多い
ロングスティしていた六○代の音楽好きのご夫婦は「自宅から徒歩の範囲で、こんなに安く、素晴らしい音楽が楽しめることに感動する」と言っていた