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外国の土地を購入後業者が雲隠れしてしまったら

2019年5月2日「木曜日」更新の日記

2019-05-02の日記のIMAGE
D社から「ハワイにいい別荘地がある」「今、日本からの投資ブームで値上がり確実だ」等と勧められ、さらにD社のハワイツアーに招待され「分譲地」を見学した後、三〇〇平方メートルの別荘地を五〇0万円で購入しました。その後、業者は営業所を閉鎖して行方がわからなくなりました。私か購入した別荘地は、私のものになるのでしょうか。ハワイの別荘地やフィリピンのリソート地などについて、他人名義の物件を自社物件であるかのように装い、あるいは正当な代理権や販売権を取得していないのに所有権等の権利を取得できるかのように装って売買契約をさせて、代金の名の下に金をだまし取るような悪質業者がいます。実際の取引物件とは違う場所を搬影した写真を見せたり、開発も手がつけられていないのに、イラストでは、すでに造成やリゾート施設などが完成しているように見せかけたりしていることも多いですし、他人名義のために譲渡をしてもらえない土地などを見せて信用させることが少なくおりません。不動産売買は、日本の国内での取引でも、売主の所有権の確認はもちろん、他の利害関係人の用益権、担保潅の有無の確認や地番と現地の所在との同一性、面積、境界等といった種々の事実関係を確認してからでないと安心して取引できないものです。

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