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【「計画道路」にもご用心。建物構造、建物面積、築年数】

2018年10月29日「月曜日」更新の日記

2018-10-29の日記のIMAGE
近くに河川などがあるときは、過去の氾濫状況の確認をするとともに、河川改修計画にも注意をはらいましょう。これは都市計画図にはのっていないので、直接、役所の担当部署で聞き、しっかり調べておくことが大事です。もう一つ、都市計画図の中で注意したいのは「計画道路」です。計画道路には道路の開設に着工することが決まった「事業決定」と、「計画」だけが決まっているものとがあります。事業決定している土地には、住宅地としては使えない場合や使えたとしても自宅前に幅の広い幹線道路ができて交通が激しくなったり、騒音や粉塵など環境が悪化する可能性があります。また、「計画」だけの場合でも事業決定二年以内に着工することが告示されていなければ条件付の建物は建てられますが、事業決定後は確実に影響が及ぶので(建物の制限、立ち退きなど)、暫定的な使い方しかできません。こうした土地はあらかじめ避けるのが賢明でしょう。 建物の構造については、木造、鉄骨(S)造、鉄筋コンクリート(RC)造、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造があり、強度を比べてみると、木造A鉄骨造ARC造ASRC造となっています。最初は慣れないかも知れませんが、色々な物件を見に行っているうちに、「こういうのが鉄骨造なんだな、RC造だとよりしっかりしていそうだな」と物件を見る目が養われてきます。また建物の構造で、耐用年数(建物が税法上何年もつか)が決まっており、減価償却の期間に影響するため、キャッシュフローに響いてくることになります。アパートなどの居住用物件だと、木造で22年、鉄骨造で34年、RC造47年となります。また、1部屋あたりの面積も重要なチェックポイントです。物件資料に記載されていることもありますが、記載されていない場合、建物面積から1部屋あたりどのくらいの広さがあるのか計算してみましょう。例えば、建物の延べ床面積が100平方メートルで6部屋ある場合。〔100平方メートル÷6=16・6平方メートル〕となります。実際の部屋の大きさと若干の誤差は出ますが、イメージはつかめると思います。

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