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コミュニティ形成の重要性

2018年10月23日「火曜日」更新の日記

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マンションの維持管理が適切に行わ れるには、つね日ごろから居住者が互いに気軽に話しあい、協力し あえる近隣関係をはぐくみ、マンションが1つのコミュニティとして 機能することが大切です。居住者どうしの理解が深まると、日常生 活の中で「お互いさま」の気持ちが広がり、「音」の問題ひとつ取 っても、多少の音は気にならなくなったり、深夜の足音には気をつ けるなど、無意識のうちに受け取り方や気配りの仕方が違ってきます 。また、万一の時、日ごろの人間関係が大きな力となることは、事 故や災害の当事者のみならず、誰もが感じていることでしょう。マ ンションでは子どもたちを通じて近隣との付き合いが始まることが 多い半面、夫婦だけとか高齢者の世帯にとっては、何となく孤立し てしまう空気が生まれます。わずらわしい近所づきあいをしたくな いからマンション暮らしを選んだという人も案外、多いものです。 しかし、同じマンションで生活する以上、どんな重大事が発生する か知れないし、最終的には何事も自分たちで解決しなければならな いわけですから、居住者どうしが打ち解けあって、いざという時に は前向きに語り合えるベースを作っておく努力が欠かせません。こ こが管理組合活動の大切なポイントです。実際に、管理組合や自治 会の「餅つき大会」や「夏祭り」などのイベントがきっかけとなっ て、違うフロアの人とも気軽に挨拶が交わせるようになることは珍 しくありません。仲間意識が生まれてトラブルが減少し、管理組合 運営が一段と活発になるケースがよくあります。最近は、趣味を生 かした高齢者のサークル活動を通じて新たな居住者ネットワークが でき、高齢者と子どもたちが遊ぶほのぼのとした光景を見かけるなど 、マンションの雰囲気が和やかになったところもあります。毎日の 暮らしを心地よく、そして将来の安心につなげるためにも、さまざ まな活動の幅を広げ、積み重ねて、コミュニティを大切に育てること が重要です。

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