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低金利でレバレッジ効果が活用できる

2018年9月28日「金曜日」更新の日記

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レバレッジという言葉は聞きなれないかも知れません。これは取引における自己資金と実際の売買額の比率を指し、もともとの意味は「てこ」から来ています。手元資金が少なくても、銀行からお金を借りてその数倍から10数倍もの高額物件を買えるのは、軽い力で重いものを持ち上げる"てこ"の原理に似ています。前述した7000万円のビルを購入したとき、私が用意した頭金は500万円でしたから、なんと手持ち資金の14倍もの物件を購入できたわけです。株式投資や金、石油など商品相場の売買でも、信用取引というレバレッジを利かせる方法があり、手元資金の何倍、何十倍もの取引をすることが出来ます。ところが、これらの信用取引と不動産取引の大きな違いは、不動産の売買では「銀行などが長期で低金利のお金を貸してくれる」ということです。また、信用取引では買っている株や商品の価値が下がると、追い証といわれる追加の資金投入が必要となります。こうなってしまうと値動きの激しい株や商品でレバレッジを利かせた投資をしていると夜も眠れない、といったことになりかねません。その点ではバブルが崩壊したとはいえ、金融機関で担保としての不動産の価値はまだまだ認められています。貸し手側の銀行にとってみると、儲かるかどうかわからない取引やビジネスに融資をするより、査定のしやすい不動産投資への融資は比較的やりやすいのです。利用の仕方次第では、銀行も利益を生む良きパートナーになります。なおレバレッジを利用するときは、もちろん家賃収入を目的とする投資が前提です。不動産の転売益を狙って投資をするのは、大きなリスクがあるので要注意でしょう。

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