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古い物件を持つオーナーの憂鬱

2018年8月27日「月曜日」更新の日記

2018-08-27の日記のIMAGE
物件が古くなり、とくに設備(水廻り)などに手を入れる必要がある、20年前後の物件を所有するオーナーさん。そのほとんどが、「いずれは、手を入れなくてはいけないのだが……」と思いつつも、・いつごろやるのか(時期的な問題)・どのようにやるのか(入居者ターゲットは、どう変化しているのか?)・予算はどのくらいかかるのか(金額的な問題)・リノベーションにお金をかけて、ほんとうに部屋は埋まるのか(入居に対する不安)・どうせやるのなら、新家賃を1000~2000円ほど上げられないのかなどと考えては、いつまでも踏ん切りがつかないままでいます。次の一手を打たなくてはいけない時期であるにもかかわらず、タイミングを逸したことで、あとあとさらにふくらんだメンテナンス費用に絶句することもあるのです。これが「古い物件を所有するオーナーの憂鬱」であり、今後、こうした悩みを持つオーナーの増加が予想されます。困ったときにも、銀行の抵当権がついて安易に手放せない……。これが賃貸経営の現実です。「形あるものは崩れる」あまりいい言葉ではありませんが、だからこそ、建物管理において計画的な修繕は必要です。その修繕も、タイミングよく行なうと予算を抑えられますが、修繕時期を逃してしまうと大がかりな工事となり、結果として費用も大きくなってしまうことがあります。

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