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新築マジック々が冷める瞬間

2018年8月26日「日曜日」更新の日記

2018-08-26の日記のIMAGE
ここで"新築マジック"について説明します。繰り返しになりますが、新築物件であれば数年間は入居希望者が現れます。しかし、このマジックはかならず冷めるのです。賃貸物件を探すお客さんへのアンケートによれば、単純に「築10年」の物件というだけで、"古い"と判断されることが多いようです。人間でたとえると、まだ10歳の小学生です。しかし、建物の質が悪ければくたびれ方は加速し、流行の変化で、デザインはあっという間に古めかしいものになります。"新築マジック"が冷める瞬間です。そして、そこから先が問題です。ここで、10年後のある不動産屋さんの風景を。築10年目の物件情報を前に、不動産屋さんがこう言っています。「ここは、築10年ですけど他とは違いますよ。長く住み続ける方が多いというのが、住み心地のいい証拠です。なかなか空室が出ない物件ですから、お客さんはタイミングがよかった。間取りもこのように余裕があって……、管理もしっかりしてますしね」客付けする不動産屋さんが、自信を持って紹介してくれる物件でなければならないのです。"新築マジック"が冷めない物件であるためには、最初からマーケットを充分に分析し、住まい手が望むものを建てる必要があります。くわえて、10年が経っても新築に負けない品質の維持と、さらに品質を向上させることができるかどうか……。それを考えるのが、長期的な事業に取り組むオーナーに必須の業務です。

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