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家賃保証に頼る危険

2018年8月25日「土曜日」更新の日記

2018-08-25の日記のIMAGE
退去の問題をクリアにするために、管理会社から「家賃を下げてみてはどうでしょうか?」と提案されることがあります。そもそも近隣の相場をリサーチして、それに見合った金額を、というのが一般的な家賃の決まり方です。しかし、はたしてこれでよいのでしょうか。家賃は賃貸経営の原資です。だからこそ、安易に賃料の値下げを持ちかける会社をパートナーに選ぶことは間違っているのです。家賃保証に安易に頼っていてはダメです。理由は危険がいっぱいだからです。保証なのに危険?言葉としてとても矛盾しています。なぜ危険なのでしょうか。オーナーにとって最大の不安は入居がないことです。これがために賃貸経営に踏み切れないでいる地主を安心させる材料として、最近いくつかの建築会社でこの家賃保証を謳っています。この制度があれば、あらかじめ設定した家賃分の収入が管理会社からオーナーに支払われる、という仕組みです。賃貸経営のスタートは借金(借り入れ)からです。ローンをきちんと返済しながら、かつ収入を得ていくためには、安定した入居状況は不可欠です。

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