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銀行の融資担当者から「恐れ」を取り除くこと

2018年8月17日「金曜日」更新の日記

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一方で、銀行マンは、サラリーマンへの不動産融資をどのように考えているのだろうか?実は、やや複雑な内部事情がある。賃貸経営は、やってみればわかるが、実はたいした手間がかからない。時間に換算すると、サラリーマンの労働時間に対して、5%~20%くらいだろうか。この幅は管理のスタイルによって異なるのだが、私の場合は2%くらいだろうか。手間、暇をかけないスタイルのためだ。銀行マンは、この手間暇のかからない賃貸経営に、「経営能力が必要である」という見方をするところが多少残っている。彼等の思いはこうだ。「サラリーマンに融資して、空室がドンドン増えていったらどうしよう」「破たんしたらどうしよう」銀行マンは、融資先が破たんした場合、評価が自分に返ってくる。銀行によっても違うが、5年以内に破綻した場合、融資審査はどのようにしたのかと、融資の妥当性を厳しく問われ、昇進査定上もマイナスとなる。銀行マンは、通常3年で支店移動となるが、これは定期異動後でも有効である。ちなみに、5年を超えて破たんした場合は、責任は問われない。あくまでフォローを怠った支店と次の担当者の責任となる。つまり、5年をクリアすればOKなのだ。銀行マンが恐れているのは、この5年間だ。「5年間の恐怖」を取り除くために、私は定期報告をしているのだ。

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