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ウォークインクローゼットの提案

2018年5月31日「木曜日」更新の日記

2018-05-31の日記のIMAGE
 寝室につづく衣装部屋として、ウォークインクローゼットは、ぜひほしいものです。3畳分あると、有効な使い方ができます。狭い家こそ収納をしっかりとると、ほかが広く使えます。  ウォークインクローゼットは、その名のとおり衣装部屋内に人がはいって、収納と取りだしができる部屋で、着替えもできます。部屋にはいって、パッとひと目で衣装を見渡すことができるのが、有効なつくり方です。  衣類を収納する方法としては、ハンガーに吊るす方法と、たたんでしまう方法の2通りがあり、高い位置に吊るして収納し、低い位置には引き出しをつけて、たたんでしまいます。  ワイシヤツはえりが折れないように浅い棚に1枚ずつ収納し、色や柄がひと目でわかるようにすると便利です。ブラウス類はたたむよりも、むしろ吊るしたほうがわかりやすいでしょう。  衣類の収納を考えるときに、つい忘れてしまうのが現在使用中の洋服です。  スーツは一度だけ着て、クリーニングに出すことはないし、絹のブラウスも、セーターも、何回か着てからクリーニングに出します。そのような使用中のものと、洗濯ずみのものをいっしょにしておくことはできないので、イスの背にひっかけておいたり、丸めて隅に重ねたりと、ゴチャゴチャになりがちです。吊るすものと、たたむものの収納とは別に、まだ着るもののコーナーを設けることができるのも、ウォークインクローゼットのよいところではないでしょうか。  ところで、納戸をつくるときは、きちんと窓をつけるのに、ウォークインクローゼットになると、いきなり行灯部屋になってしまう場合をよく見かけます。窓がないのは、主寝室の隣にクローゼットをおくプランが、そのまま輸入されたからでしょう。欧米の乾燥した風土と異なり、日本は湿度の高いところです。昔からの納戸につけた窓は、光を入れるためではなく、風のための通気口なのです。ですから、クローゼットにもやはり、風を通すための窓がほしいところです。  三鷹市に住むKさんのウォークインクローゼットは6.5畳分あり、ふとん棚もあります。ハンガーパイプは使う人の身長にあわせ、しかも洋服の種類を考えて取りつけてあります。 いちばん手前が現在使用中の衣類コーナーです。 通気も考え、入り口は2ヵ所あります。  ここは収納スペースにはもったいない南側に面しています。高齢者になったとき、ふとんを干したり取り入れたりはかなりの重労働。しまいながらにしてふとんは干せないものか、という奥さまの要望を取り入れました。

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