押し入れの湿気を追放する
2018年5月29日「火曜日」更新の日記
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- 押し入れに湿気が多く、ふとんがしめっぽくなって困る、と訴える人が少なくありません。とくに木造2階建ての家の1階の押し入れに多いようです。
まず、湿気と乾燥について考えてみましょう。
洗濯ものが乾くということは、表面の水分を取って蒸発させる、ということです。そのための条件としては、風がある、湿度が低い、温度が高い、の順序になります。梅雨どきに洗濯ものを室内に干しても、空気の湿度が飽和状態になっているため、乾きにくいのがおわかりと思います。
それと同じで、押し入れは狭い空間に空気がじっとよどんでいて、壁も湿気を吸収する能力を失っていれば、湿気がふとんなどにおよびます。
除湿対策としては、ふだん使わない部屋の押し入れは、つねにあけ放しておくことです。使う部屋でも、外出するときはあけておきます。
扇風機を開いた押し入れに向かってまわすと、よどんだ空気を動かすので、除湿器のような効果があります。除湿剤もよいでしょう。
木製のすのこを敷き、その上にふとんをおいてもよいものです。ただし、プラスチックのすのこやマットではあまり効果はありません。
ふとん乾燥機があれば、こまめに乾燥させます。
ふだん使用していないふとんはとくに念入りに。
ビニールクロスや発泡シートを押し入れの壁に張るのは逆効果になります。壁のベニヤ板は水分を吸収するので、そのままのほうがよいのです。
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