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集合住宅のキッチンのリフォーム

2018年5月20日「日曜日」更新の日記

2018-05-20の日記のIMAGE
 住宅のリフォームのなかで、いちばん費用がかかるのはキッチンです。しかも、集合住宅では水まわりの問題もあって、リフォームにふみきるに はかなりの勇気がいります。しかし、キッチン関係の設備機器は小型化、省エネルギー化、安全性のアップなど、長足の進歩をとげていますので、使いづらいと不満をかかえているのなら、リフォームをお考えになったらいかがでしょう。  キッチンの不満のトップは、狭さです。とくに集合住宅では、キッチンを広げるのは不可能な場合が多いのです。  解決策のひとつとして、ジンクやコンロなどの調理台を奥行きの深いものにかえる方法があります。従来の奥行きは55センチ。これを60~75センチにすると、調理台は広くなるし、流し台の上の吊り戸棚を下までおろすことができます。吊り戸棚の奥行きを25センチの薄型(従来は30センチ以上)にすると、戸棚が低くても、頭に圧迫感がありません。戸棚が長くなったぶん、収納がふえることになります。  リフォームはできないし、さりとていまのキッチンでは使いにくくて不便だというようなときは、キッチンと食堂のあいだに食器戸棚をかねた配膳カウンターをおくことをおすすめします。  オープン型キッチンの目かくしにもなりますし、収容力も大幅にアップします。戸棚は食堂側から使えるようにし、キッチン側に配膳スペースと家電製品の棚を設置すると、使い勝手がよくなります。キッチンのゴタゴタも一気に解消するし、食堂からの見た目もすっきりします。  給湯機器もここ数年、飛躍的発展をとげています。給湯には、流し台の上に瞬間湯わかし器、浴室に追いだき釜という局所方式と。1ヵ所で洗面、浴室、流し台に給湯する集中方式の2種があります。              瞬間湯わかし器は給気を室内から取るため、酸欠のトラブルが心配されます。最近の傾向として、室外に設置する小型で、安全性の高い集中方式に移行しつつあります。たしかに、集中方式のほうが便利で安全ですが、この場合は給水、ガスの配管工事をしなければならず、室外までの床をはがすなどの大工事が必要になってきます。  流し台とシャワーの同時使用ということを考えると、大きめの24号がよく、浴槽の追いだき機能をほしい場合は「フルオート」表示を選びます。

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