定位置にモノをおこう
2018年5月15日「火曜日」更新の日記
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- キッチンでたいせつなことは、いうまでもなく使いやすさです。なかでも収納のしかたによってその使いやすさがちがってきます。
収納は、ただ、モノを入れておくところではありません。使いたいときに必要なものだけを取りだし、あとはしまう、という動作のくりかえしがいかにスムーズにできるかということで、よい収納、わるい収納がきまります。
外出先から子どもに、お米をといでくれるようにと電話でたのんでも、お米や計量カップがどこにしまってあるかわからないのでは、よい収納ではありません。
友人のご主人で、料理をつくるのが大好きという方がいらっしゃいます。しかし、あと片づけまではしてくれない、と奥さまはグチをこぼします。
ご主人に「どうしてあと片づけはきらいなの」と聞きますと、なべを洗って、そしてふきんでふいてというのはかまわないが、そのあと、なにをどこにしまってよいのかわからないから、結局つくりっぱなしの食べっぱなしにしてしまう、と話してくれました。
キッチン、イコール主婦。収納上手、家事上手がよい主婦といわれていますが、収納は主婦ひとりだけが知っていればよいのではなく、家族全員が知らなければ意味はないのです。家族の問題ということになると、収納にもルールが必要になります。つまり、きまりごとです。
茶わん、皿、小鉢、どんぶり、そしてなべ、フライパンと、収納する位置をきめておき、使用後はかならず元の場所にもどします。めんどうだからと、あいている棚に軽い気持ちでしまっているようでは、毎日が探しものの日になってしまいます。
きちんと片づいたキッチンでも、主婦以外の人が知らないのでは困ります。主婦のほうも、いちいち説明するくらいなら「私がするほうが早い」ということになれば、ご主人や子どもの手伝おうという意欲を失わせてしまいます。
ふだん使いの茶わんやおわん、パン皿、はしやスプーンなどは、配膳台近くに場所をきめます。
この場所は家族全員が知っていて、使ったらかならず元の場所にもどす習慣をつけましょう。もし、収納場所をかえるようなことがあれば、家族全員にそのことを告げなくてはなりません。
よく使う調理用具、たとえばフライパンや中華なべ、油こし器などは、ワンセットにして、出し入れしやすいコンロの下などに、指定席をつくっておくとよいでしょう。
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