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部屋の模様替えがメンテナンス

2018年5月7日「月曜日」更新の日記

2018-05-07の日記のIMAGE
 以前は年に1度か2度、大掃除をしていたものです。それは衣替えの季節です。しかし、冷暖房器具などの普及により、季節感が希薄になり、季節ごとの住まいの衣替えの習慣がなくなりつつあります。じつは、こうした行事が、住まいのメンテナンス(維持管理)におおいに役立っていました。  シーズンごとに建具や敷物を取り替えたり、大掃除のたびにダンスや戸棚などを動かすことは、よどんでいた空気の通りがよくなり、家具のうしろの壁に結露やカビなどを発見したりと、知らないうちにメンテナンスになっていました。大掃除の習慣がなくなったいまでも、こまめに家具を移動させ、部屋の模様替えをしたいものです。  模様替えをすると、部屋のふんいきがかわり、家族の気分までかわってきます。家具を動かすとほこりが出てきますから、掃除をしなければならないので、家屋も家具も自然に手入れされ、それだけ長持ちするということにもなります。  ひとつの部屋のなかで、家具を移動させたり、カーテンをかけ替えたり、の模様替えは自分たちでできます。  タンスや棚は重いから敬遠したい、という人には、食卓の移動をおすすめします。冬は日の当たる窓のそばに、夏は西日が当たらない部屋の奥に。 食卓を動かすと、照明器具を移動させることになり、つぎに絵やカレンダーも移したくなります。 そうすると、食卓のおいてあった床の汚れや、絵がかかっていた壁の汚れが目につき、そこを掃除します。  家具の移動をまめにしていれば、家の中の汚れはそれほど蓄積しません。助かさないでいると、ほこりやダニだらけになってしまいます。大移動がたいへんな人は、いまのところから30センチ動かすだけでも効果はあります。

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