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リビングに化粧コーナーを

2018年5月4日「金曜日」更新の日記

2018-05-04の日記のIMAGE
 「寝室にドレッサー」という発想は、昔からきまっていたようです。朝おきたらまず化粧をして、夜おやすみ前に化粧を落として、というためだと思われます。現実はどうでしょうか。寝室のドレッサーの上は、新聞や雑誌置き場になっていませんか。新しいライフスタイルにあった、化粧コーナーを考えてみましょう。  寝室のドレッサーが使われないのはなぜでしょうか。主婦は寝室では化粧をしないからです。  お化粧をすることは、家事作業の流れのなかに組みこまれています。ハイハイをはじめた赤ちゃんの世話、子どもにもたせる学校との連絡帳のチェック、ゴミ出し、ちり紙交換・・・いろいろなことを作業しながら、お化粧のために寝室にこもる、なんてありえないのです。  近ごろは、働く主婦がふえてきました。夫より早く出かけなければならない朝もあります。寝ている夫のそばで、気がねをしながら化粧、などというわずらわしいことはできません。  主婦にとって、お化粧をするのにいちばんつごうがいいのは、リビングルームなのです。  高橋さんはリビングの一角に、間口50センチ、奥行き14センチ、高さ190センチの化粧コーナーをつくりました。奥行きが14センチというのは、ティッシュペーパーの箱の寸法にあわせたからです。鏡は隣の壁に張りつけてあるだけです。鏡の前の小さなカウンターは、奥行き10センチです。使用中の化粧品がのせられるだけあればいいのです。カウンターは人工大理石です。木製ですと、化粧水で変色したり、置きあとがついてしまいます。  カウンター横に、ボックス型ワゴンを設けました。化粧品は棚収納に収まるのですが、化粧水をふきとったあとのコットンや、ティッシュペーパーを捨てるゴミ箱などを収納する小さめワゴンです。キャスターつきですから、使用後はくるりとまわして、背中をみせて収納棚に寄せています。 ティッシュペーパーの取り出し口は、サイド側にあけてあります。なくなったら、箱を取りだして、箱ごと入れ替えます。  福田さんの化粧コーナーは、柱と窓のあいだの小さなすきま壁を利用してつくりました。間口が41センチで柱にあわせ、カウンターの大きさは41×29センチ。高さは天井の高さと同じで、吊り戸棚部分と鏡部分、カウンター収納に分けてあります。吊り戸棚はすきま壁15センチにあわせて奥行きをとり、梁型にあわせて変形の扉になりましたが、ほこりだまりがないので、ぐあいがよいようです。カウンター収納は、開き扉をニ方に分けて、別べつに使用するようにつくってあります。

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