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主婦のデスクコーナーの提案

2018年5月3日「木曜日」更新の日記

2018-05-03の日記のIMAGE
 ある時期、主婦コーナーがもてはやされたことがあります。キッチンのゴミ置き場の隣だったり、ユーティリティの洗濯機の隣だったり、かなりまにあわせの場所でした。  無機質な壁に向かって、家計簿をつけたり、アイロンをかけたりするのは味けないことです。家族のためにやっている作業でも、つまらなく思えてきます。また、こんなすみっこでは、趣味のことをやる気にはなりません。  また元の食卓が主婦のコーナーになりました。 けれども、食事やお茶のときは、テーブルの上をいちいち片づけなければなりません。家族からは、自分のコーナーがあるのに、とひんしゅくを買います。  そこで、私はリピングーダイニングの延長に、主婦のデスクコーナーを設けることを提案します。 キッチンに近いところで、ゴミバケツや洗濯機とは並ばない、家族といっしょのところにします。  高森さんはご夫婦とお子さん2人の4人家族。 奥さまの恵さんはクリーニング指導員の資格もおもちで、最近は講演などでも活躍中の家事評論家です。新聞社や雑誌社からの依頼で、原稿を執筆する機会も多くなりました。  この造りつけ家具は、間口150センチ、高さ260センチ、デスク部分とその下の引き出しの奥行きは45センチ、中段の収納棚(ガラス扉)の奥行きは30センチ上段の収納棚の奥行きは梁の関係で15センチです。甲板はメラミン板を使用しました。  デスクを利用するときの照明は、スタンドを使います。壁面部分には、スケジュール表や緊急のメモなどを、画鋲やセロハンテープで貼っておけます。コンセントも設けてあります。  高森さんの自慢は、下段の引き出しです。左側は間口45センチのものが3段で2列、右側は間口60黯センチ右引き出しはA4サイズのファイル用・高森邸デスクコーナーの引き出しが2段になっています。  左側の引き出しの左列は、ご主人と2人のお子さんが、それぞれ1段ずつを使います。リビングルームにも私物をおくスペースがほしいからです。右列の引き出し3段と、右側の2段引き出しが恵さんのスペースです。  とくに工夫をこらしたのが、右側の2段引き出しです。ここには中仕切りがあり、A4サイズのファイルがたてに並べてあります。ふつうは横に収めるところですが、たてに並べることで、引き出しをあけたとき、ファイルの背がいっぺんに目にとびこんでくるため、ほしい資料がすぐ取りだせます。  また、千葉の北爪さんのお宅では、サイドボードに直接、ブラケット照明を取りつけ、電話線を埋めこんで、インフォメーションコーナーとして使用しています。

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