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「提携ローン」はトクか?

2018年4月15日「日曜日」更新の日記

2018-04-15の日記のIMAGE
 民間ローンと一ロにいっても、「提携ローン」と「非提携ローン」の2つがあります。  「提携ローン」とは、住宅を販売する不動産会社が事前に提携している金融機関から借り入れるローンのことをいい、「非提携ローン」とは、利用者自身が直接、金融機関と交渉して契約するローンのことです。  では「提携ローン」の仕組みはどのようになっているのでしょうか。  たとえば、Aさんが不動産会社からマイホームを購入する場合、銀行と提携している不動産会社の斡旋で銀行からマイホーム購入の資金を借り受けて、それを銀行に支払う仕組みになっています。要するに、不動産会社は銀行に対して、Aさんのマイホーム購入資金の連帯保証人といった立場になっているということです。  ローンの提携先は銀行、信託銀行、生命保険会社などがありますが、中でも生命保険会社の提携ローンが一般的であり、金利の自由化の影響を受けて、変動型の住宅ローンを取り扱うと同時に、独自の金利に基づいた固定金利型の住宅ローンを取り扱うところも出てきました。  提携ローンのメリットといえば、借りやすいことではないでしょうか。あらかじめ物件の口ーン審査が終わっているケースが多いため、借入手続きが比較的簡単になっているからです。  また、不動産の広告などに提携先の金融機関が記載されていることから融資額や金利などを前もって知ることができるため、頭金づくりやローン返済のプランを立てることもできます。  反面、提携ローンは手続きが簡単なため、その分金利が少し高くなっています。また、不動産会社が物件を購入してほしいあまりに買主に押しつけてくるようなケースもあります。購入資金が不足しているからといって不動産会社のいいなりにならないように注意してください。  いずれにしても、提携ローンは金利が高いため、公的ローンからの融資を受けることができないケースなどを除いてあまり利用しないほうがよいでしょう。どうしてもマイホーム購入の資金が不足する場合はなるべく提携ローンからの借り入れ額を少なくするようにしましょう。  提携ローンの申し込みは不動産会社がすべて代行してくれますが、だからといって不動産会社にまかせっきりにせず、ローンのよしあしを必ずチェックすることを忘れないでください。

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