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融資条件は厳しくない

2018年4月11日「水曜日」更新の日記

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 年金融資の条件は公庫のように細かくなく、とてもシンプルです。まず、申込時に厚生年金または国民年金に加入している期間が3年以上必要となります。ただし加入期間が3年に満たない場合でも、過去に年金に加入していた期間があれば通算できますし、たとえ加入期間が3年以上あったとしても過去2年間の保険料を納めていないと融資は受けられません。  たとえば、2年前に脱サラをして、今は自営業を行なっている方の場合、国民年金に加入している期間は2年しかありませんが、それ以前にサラリーマンとして厚生年金に加入していた期間も加えることができるのです。  融資額は、国民年金と厚生年金のどちらに加入しているか、さらにどちらにしても10年以上加入しているかどうかで違ってきます。厚生年金に加入している場合は、一般融資額は加入期間10年以上になると800万円、10年未満では520万円となり、10年加入しているかどうかで280万円も差が出ます。  また、厚生年金に加入しているケースと国民年金に加入しているケースを比べると前者のほうが後者よりも多く借りることができるようになっています。  厚生年金からは3年以上10年未満の加入で510万円までと10年以上の加入で770万円の特別融資が準備されているのに対して、国民年金ではわずか3年以上10年未満の加入で280万円までと10年以上の加入で410万円の一般融資しかありません。厚生年金と国民年金の融資限度額を比較すると、組み合わせ方によっては約4倍もの差が出てしまうのです。  このように年金融資を利用する場合、融資を受ける際に厚生年金に加入しているサラリーマンか、あるいは国民年金に加入している自営業者かで融資限度額にかなりの差が生じるのです。 マイホームを取得する前に脱サラをして何か自営業でも始めようとお考えの方は、こういった融資額に差があることも考慮しておいてください。

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