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公庫の金利は財政投融資、民間ロ-ンの金利は短プラと連動

2018年4月6日「金曜日」更新の日記

2018-04-06の日記のIMAGE
 公的ローンの代表格である住宅金融公庫の金利は、財政投融資の金利から0.1%程度引き下げたものとなっています。一方、民間ローンの金利は銀行によって取り扱いが若干異なりますが、短期プライムレートに約1%を上乗せした数字です。  つまり、公庫の金利は財政投融資に、民間ローンの金利は短期プライムレートにそれぞれ連動しているということです。  平成7年7月10日現在では、財政投融資の金利が3.65%、短期プライムレートが2.375%なので、住宅金融公庫の基準金利は3.6%で、民間ローンの金利は3.375%でほとんど横並び状態です。  さらにここで忘れてはならないのが、公庫の基準金利は段階金利という固定金利の一種で、民間の金融機関が競って開発している住宅ローンの金利は変動金利です。つまり金利が低いときは公庫も民間ローンも差は出ませんが、金利が上昇し出すと、圧倒的に公庫の融資は有利ということになります。  公的ローンのなかの公庫を利用する際に注目しておきたいのが「特別加算制度」です。この制度は、通常融資に比べると少し金利が高くなりますが、公庫の通常融資を受ける人なら誰でも最高1000万円の大型の融資を上乗せできます。公庫ならではの特典の1つといえます。  これ以外にも高齢者の方・障害者の方が快適な生活を過ごすために一定の工事をする場合にも割増融資を受けることができます。  その他に東北などの豪雪地帯では、マイホームの土台をしっかりとしたものにするために、コンクリート土台にする場合にも50万円加算されることになります。  これに対して民間ローンの場合、このようないろいろな方のニーズに応える割増融資は行なわれません。住宅ローンを組むのとは別枠で銀行と直接交渉することになります。

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