「地震に強いか」をチェックする
2018年4月3日「火曜日」更新の日記
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- 1995年1月17日に兵庫県でおきた「阪神大震災」は私たちの住宅に対する考え方を大きく変えることになったといえるでしょう。
震災後、全国的に住宅に対する不安は増大し、とくに中古物件については「地震があったら倒壊するようなことはないか?」という疑問を持っている方が急増しています。実際、地震後は中古物件を購入する契約をキャンセルする人も多く出たようです。
そこで、ここでは地震からマイホームを守るために、注意しなければならないポイントについてご説明します。
まず、築年数を目安にします。
建物が新しいものであればあるほど、今まで体験してきた全国各地の災害を教訓にして建物の構造をより強化してきています。たとえば1981年の建築基準法改正では、建物についての地震対策を強化しました。したがって、これ以降に建てられた建物は、一戸建て、マンション共に耐震性に重点がおかれるようになったのです。
つまり1981年を境に、それ以前と以降では、建物についての耐震性を考えるとかなりの差が出てくることになります。現に震災で倒壊した建物の大半が1981年以前のものでした。
また、建物の構造として注意しなければならないことは、一戸建て・マンション共通して、1階部分の壁や柱が少ない建物の場合は倒壊する可能性が大きいということです。
たとえば、1階部分を駐車場として利用するケースでは、1階部分を居住用として利用するケースよりも壁や柱の数が少なくなってしまいます。地震で揺れた場合に壊れてしまう可能性がより一層高くなるわけです。
実際、このような構造のマンションの1階部分が崩れたケースも多くありました。
したがって、1階部分がこのような構造である場合は、柱を増やすか、それが無理ならば壁を強化するなどの方法で、建物を補強できるかを確認したほうがよいでしょう。
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