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家族みんなの同意を得ているか

2018年3月10日「土曜日」更新の日記

2018-03-10の日記のIMAGE
 引っ越すと決心したときに考えるべき最も重要なことは「引っ越してからの後悔より、引っ越し前の思案が勝る。思慮のない引っ越しはするな」ということである。1子どもの家族とともに住むことは理想的なように思えるかもしれないが、家族のすべてが、表面はともかく、あなたが引っ越してくることに賛成かどうかということを、よく知らないといけない。仮に、みんな歓迎してくれているように見えても、実際に住んでみると思わぬ食い違いが出てくる。そのときに失敗したと思ってももう遅い。年寄りと若い夫婦の考え方、生活や食事には大きな違いがある。家が十分に広くてまったく違った生活ができるならよいかもしれないが。2引っ越した家であなたは平和で静かに暮らしたいと思っているだろう。だが、宗族はあなたに子守り役を期待しているかもしれない。あるいは、やかましい十代の孫と暮らしたり、忙しく騒がしい食事を一緒にとることなどに問題はないか。また、家族問の口げんかにまきこまれたり、してほしくないアドバイスをされることに耐えられるか。3あなたが1人になりたいと思ったとき、そうできる場所があるか。空いている部屋があっても、あとで大きくなった孫のために必要になるかもしれない。「おばあちゃんいつ死ぬの?」と、かわいい孫から部屋の明け渡しを要求されている例がたくさんある。4あなたの家族は仕事などの関係で、また引っ越さなければならなくなるかもしれない。そうなったとき、あなたはふたたび引っ越しをする覚悟ができているか。5あなたの家族は、もしあなたが長いあいだ患ったとき看護してくれるか。引っ越した場合、家族はみな忙しくてあなたのために十分に時間をさいてくれないかもしれない。『現在のよき隣人友人を大切に』1あなたの現在のよき隣人は、遠い家族の関係よりもっと助けになるのではないか。2近くに親身になって助けてくれる友人がいることは非常に重要だ。年をとるにつれて、新しい友人をつくるのはむずかしくなる。引っ越しで友だちから離れてしまうと、交流は自然に疎遠になるものだ。3引っ越しによって見慣れた風景がなくなったり、商店や飲み屋で親しい顔が見えないのに気づいて、淋しくなるのではないか。4もし、つれあいが死んでしまったとき、新しい土地で相談できる人がいるか。

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