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家の工夫で住み心地がよくなる

2018年3月1日「木曜日」更新の日記

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 カビやダエ対策として湿度とともに重要なのは、空気の移動です。湿度が高くても、空気が動いていればカビは生えにくいものです。  そこで、窓に工夫する必要があります。最近多用されるようになったシャロジー窓や突き出し窓は、雨や人の視線をさえぎりながら空気を室内に取り込めます。空気の流れを考えて、シャロジー窓を洗面所、台所、階段、玄関脇などに適宜取り付けると、留守にしても窓を少し開けておけば空気の流れが確保でき、梅雨時や夏に重宝です。ただし、防犯上、外側に格子をつけておきましょう。  風呂場は湯気が立ちこめるので、窓を少し開けて入る場合が多く、のぞきの被害を受けやすいものです。風呂場にこそシャロジー窓をつけると、のぞきや換気の心配から解放されます。加えて、上部に換気孔をつければ自然換気がいつでも行われ、カビにくくなります。  窓の役割には、陽射しの取り込みと空気の出入口という2つがあります。窓の工夫は機械に頼らない生活を実践するうえで、とても重要な意味をもっています。風の流れを考えて窓の大きさや位置を決めると、梅雨時や夏の住み心地は格段によくなりますから、図面の段階で設計者とよく相談してください。換気のできる雨戸を取り付けておけば、夏エアコンに頼る日数はかなり減ります。

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