リビングを通る動線を確保する
2018年2月20日「火曜日」更新の日記
-
- 子ども部屋を個室にするか、それともあえてオープンスペースにするか、そうした判断は個人の価値観で決めることですから、そこに立ち入ろうとは思いません。しかし、部屋そのものよりも、子どもが日常生活の中で、どのように家の中を動き回るか(動線)という点に注意を払ってみてはいかがでしょうか。
子どもが、朝起きて顔を洗い、ご飯を食べて着替えて出かけ、帰宅してお風呂に入る。
こうした一つ一つの行動をする際に、では家のどこをどう通るのか。それをうまく考えれば、仮に部屋が個室であっても家族のコミュニケーションがとりやすい家になります。
その際に大事なことは、家族が一堂に会するリビングを通る動線を確保することでしょう。特に外出するとき、あるいは帰宅したときは、必ずリビングを通らなければ自分の部屋に入れないようにすることです。
もちろんリビング自体が、家族が集まるよい空間になっていなければ意味がありません。
「時々みんなでテレビを見たりするだけで、それが終わるとそれぞれ個室に戻る」というような名ばかりのリビングでは、そこにいくら子どもの動線があっても同じこと。
いい子ども部屋は、あくまでも、親がいい住まい方をしているという前提条件のうえに成立するものですから。
Copyright © 2014 「HEYA JAM」 All Rights Reserved.