へやいろシーン

トップ > 平成30年2月> 4日

売買契約の手続きと流れ

2018年2月4日「日曜日」更新の日記

2018-02-04の日記のIMAGE
 ちゃんと心構えをしていないと、申し込みから入居までは、指示されるままに手続きしていくので、じっくり判断する時間が奪われます。入居説明会や建物見学会もあっという間です。  特にバタバタするのがお金の準備です。「申込金」「手付金」「ローン申込み・ローン契約」「残代金・諸費用」という流れで、求められるままに準備に追われる可能性もあります。未完成物件の場合は「中間金」も発生します。手続きの流れをざっと把握しておきましょう。  手続きをスムーズにするポイントは3つあります。まずは、印鑑づくりが大切です。ローン契約や売買契約は実印が基本のため、あらかじめちゃんとした印鑑をつくっておくと、後であわてなくてすみます。できあがった印鑑(5000~1万円程度)を、まずは役所で印鑑登録しておきましょう。売買契約などの際に、「印鑑登録証明書」の発行が必要になります。  続いて、住宅購入の元手となるお金を集約しておくと安心です。1日の振込額や1回の引き出し額に上限かある時代なので、金融機関間の資金移動は意外と手間がかかります。分散投資などのため資金をさまざまな金融機関に預け分けしている人は、損をしないタイミングで計画的に資金移動をはじめておきましょう。定期預金の解約も、本人でないとなかなか大変です。  そして3点目は、口座の集約です。ローン契約用の口座をつくることになりますが、ローン控除の還付金の振込先や固定資産税の引き落としなど を1つの口座に集約しておくと、確定申告などの際に把握がラクです。したがって、先ほどの資金を集約する口座は、この口座と同じ金融機関など振込手数料がかからないところでつくっておくのがおすすめです。  繰上げ返済用の資金を貯めるのに使ったり、購入前からこの口座に月2万円程度を積み立てるといった習慣をつけて、マンションの維持費(管理費・修繕積立金)の出費に備えた家計改善に役立てたりするなど、いろいろと役立ちます。

このページの先頭へ