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甘い言葉には要注意

2018年2月1日「木曜日」更新の日記

2018-02-01の日記のIMAGE
 「いまだけ限定!」といった言葉に弱く、つい買って失敗したとしても、それが少額の商品だったら後悔も少なくてすみます。実は、不動産でもこの手の表現はよく登場します。数千万円もする買い物ですから、このときばかりは慎重によく見て判断したいところです。  たとえば、新聞の折り込みチラシで「激安物件」「お買い得です」「この地域においては格安です」「特選物件」「当社だけ」といったフレーズがあれば、誰しも心がゆらぐものです。ところが、こうした大げさな表現は、「宅地建物取引業法」「不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)」や「不動産の表示に関する公正競争規約(自主規制ルール)」などによって、不動産関連業界では規制されているのです。  原則として使ってはいけない言葉は、「完全」「完璧」「絶対」「全」、「日本一」「日本初」「業界一」「超」「当社だけ」「他に類を見ない」「抜群」、「特選」「厳選」、「最高」「最高級」「特級」「極」、「掘り出し物」「買得」「土地値」「格安」「投売り」「破格」「特安」「激安」「安値」「バーゲンセール」、「完売」など。  最近の不動産不況で目にすることも多い「5000万円→4800万円」「〇〇万円の値引き」といった2重価格の表示も、原則禁止となっています(建築後2年以内の建物で、「旧価格」の公表時期&値下げの時期を明示するなどの一定要件を満たした例外ケースを除きます)。  広告は、その不動産業者の営業姿勢の表れです。残念ながら、新聞の折り込みチラシまではチェックが行き届いていない現状があるため、違法の疑いがある場合、取引は避けた方が無難です。  電柱でよく見かける魅力的な看板広告も、おとり広告の可能性があります。 電柱に広告をくくりつけること自体、違法の可能性もありますので、くれぐれも慎重に判断しましょう。

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