へやいろシーン

トップ > 平成30年1月> 31日

メーターモジュールの長所、短所

2018年1月31日「水曜日」更新の日記

2018-01-31の日記のIMAGE
 ゆとりある家づくりに向けて、最近、よく耳にする言葉に「メーターモジュール」があります。メーターとは、よくご存知の長さの単位。モジュールは測定の基準のことで、住宅用語では標準の規格寸法を表しています。つまりメーターモジュールは、メートル法による規格寸法ということになります。  これまで日本の住宅業界では、伝統的なモノの単位である尺貫法による畳の寸法(1間×半間)を基にした柱間寸法が、モジュールとして使われてきました。一間は6尺、半間は3尺です。一尺は約303mmですから、基準の半間(3尺モジュール)は910㎜となります。  材木もこの尺貫法による寸法を基準に製材され、その他の住宅用部材や部品も、これに合わせてつくられています。その結果、廊下や階段の幅も基本的には910㎜幅(有効幅ではない点に注意)につくられることになったわけです。  (財)住宅金融普及協会の平成五年の調査によると、全国の木造軸組工法の住宅の場合、いわゆる尺モジュール(地域によってサイズは微妙に異なる)による家は全体の約7割を占めていました。  北米から輸入されたツーバイフォーエ法も、日本ではこの尺モジュールの影響を受けました。北米ではフィートモジュールで基準が1220㎜(4フィート)だったのに対し、日本仕様では900㎜が標準になっていました。  しかし、ゆとりある空間を求めるユーザーのニーズや車椅子でも通れる廊下の広さを確保するなどバリアフリーへの対応、さらにはメーターモジュールを規格とした輸入建材の増加などによってメーターモジュールの家づくりが脚光を浴びるようになったのです。  確かに、メーターモジュールを採用すると空間のゆとりはアップします。6畳問の和室で考えると、従来の尺モジュールではヨコ2.7mxタテ3.6mの約9.9平方メートルでしたが、メーターモジュールでは3mx4mの12平方メートルと面積が約20%アップする計算になります。  このように、メリットの大きいメーターモジュールですが、短所もあります。  まず建坪が広くなるのに伴って、建築コストが上がること。尺モジュールで建坪30坪の家で価格が1000万円とすると、同じ間取りのメーターモジュールでは建坪36坪となり価格が1070万円ほどになります。ただ坪単価で計算すると、約33. 3万円(尺モジュールの家)が29.7万円(メーターモジュールの家)と下がり、割安になります。  都市部など余裕のない敷地に建築する場合も問題です。延べ床面積が制限されると、メーターモジュールで廊下や収納のスペースが広くなる分、それぞれの部屋を狭くするか、部屋数を少なくする必要が出てきます。  メーターモジュールには、ゆとりある家づくりやバリアフリーなど長所があります。短所もあることを知ったうえで採用するかどうかを判断すると良いでしょう。

大阪のニッチな線

大阪のニッチな線、片町線をご存知でしょうか。大阪の東西線とも環状線ともおおさか東線とも繋がっている、大変便利な線です。単線なのが難点ですが。片町線は、学研都市線とも言われ、学術研究都市構想という、頭がいい人を輩出しようという構想ですね。大東市の賃貸物件を探すとき、必ずと言っていいほど出てくるキーワードが片町線です。単線だからこその選び方があり、線から離れるほど安くなる傾向にあります。単線だからこそのメリットも知り、大東市でのお部屋探しをサポートしてくれる会社に、部屋探しをお願いしましょう!

このページの先頭へ