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輸入住宅に対する考え方

2018年1月25日「木曜日」更新の日記

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 高気密住宅と並んで、近年急増している住宅に輸入住宅があります。平成8年に策定された「住宅建設コスト低減のための緊急重点計画」において数々の輸入住宅の導入円滑化策が盛り込まれ、政府主導で普及が進んだところも高気密住宅に似ています。  平成12年、建設省(現・国土交通省)と通商産業省(現・経済産業省)、日本貿易振興会、そして日本ツーバイフォー建築協会が共同でアンケート調査を行ったところでは、輸入住宅(ごく一部に輸入資材・部品を用いたケースを除く)の平成11年度の供給実績戸数は1万戸を超え、前年度比35.2%増になったことが報告されています。まさに輸入住宅ブームと言っていい状況でした。  私は20年くらい前から輸入住宅に着目していました。お客様に良質な住宅を提供しようといろいろ研究を重ねる中で、アメリカをはじめとした住宅先進国の住まいの素晴らしさを知り、「ワシントンホーム」のブランドで輸入住宅を手がけることになったわけです。  特に、目を見張ったのが品質の高さです。ツーバイフォー工法に基づく優れた基本性能はもちろん、オープンな間取りをはじめとした機能性、そして個性豊かなデザイン性と品質の決め手となる3拍子が揃っていました。  海外で生活したことのある人はきっと、住宅先進国の住まいの素晴らしさを知っているに違いない。そうした方に向け、先進国の住文化、設計思想をそっくり日本に持ち込んだ本物の輸入住宅を提供しようと考えたのです。  ところが、昨今の輸入住宅ブームは、残念なことにその本質があいまいになっているように感じます。そもそも政府が輸入住宅を後押ししたのは、海外からの建築資材の輸入による貿易不均衡の解消と建築コストの削減が目的と言え、住文化にまで目を向けた施策ではありませんでした。  このため、輸入住宅の急増で貿易不均衡の解消には多少役立つたかもしれませんが、住宅の品質向上や建築コストの削減にはあまり結びついていません。輸入住宅と言いながら、プランは日本の住文化に合わせた中途半端なものになってしまったのです。  アメリカの住宅が高品質でローコストなのは、資材の安さもさることながらプランをある程度規格化するなど合理的な発想に基づく施工にあります。そのため、施工の生産性が非常に高いのです。わが国では輸入住宅だからといって安くなっていません。  むしろ、日本の住文化に合わせた輸入住宅は、ユーザーの要望に応じて設計や仕様をオーダーメイドにしたり、着工後でも設計変更に応じたりしたため高コストになってしまっています。  輸入住宅を考えるなら、その国の住文化を取り入れる住まいづくりをすることが賢明で、多少不都合があっても本物の輸入住宅であってこそ価値があると思います。  ツーバイフォーの材木だけが輸入材で、あとは窓サッシも玄関ドアはもちろん、内装材やキッチンも国産品を標準仕様としておきながら、輸入住宅として広告し、パンフレットに載せている写真はオプションだらけで、「29万円台より」と売っている大手S不動産ホームがインターネットでたたかれていましたが、このような輸入住宅もどきがその典型です。  これと関連して、アメリカには日本のような大手と呼ばれるビルダーが存在しないことも注目に値します。日本では従来、どちらかと言えば大手信仰のようなものがありましたが、アメリカにはこれがまったくないのです。  考えてみれば当然で、アメリカにはハリケーンの多発地帯や竜巻の発生する地域、積雪の多い地域、雨が多く湿度の高い地域など大きな地域差があります。この地域差に根ざした住宅をつくろうとすると、地域密着にならざるを得ないわけです。  日本でも、アメリカほどではないにせよ気候や生活習慣の違いなど地域差が存在します。 にもかかわらず、全国的に住宅を手がける大手信仰があるのはどうしてでしょうか。本来、住宅は地域の気候や風土、生活習慣に合った住まいであるべきです。

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