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住宅ローンの審査基準はサラリーマンに有利

2018年1月13日「土曜日」更新の日記

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 本当にサラリーマンは住宅ローンを組みやすいのか、銀行サイドから見た住宅ローンの仕組みについて、詳しく解説していきましょう。  銀行がローンを審査する際に最も重要なのが、返済能力があるかどうかということと、仮に返済不能になった時に、物件を売却することで貸したお金を取り返せるか、ということです。  ローンの審査にあたっては、年齢、家族構成、同居人、借入金と返済計画、金融資産、不動産資産、勤務先、勤続年数などについて審査されます。まず年齢ですが、借入返済完了の最大年齢は84歳が目安となりますから、35年のローンを組もうと思えば49歳がリミットとなります。  次に年収ですが、地方銀行なら年収200万円くらいから、都市銀行なら年収300万円から審査を受けられるようになります。また、結婚していて奥さんが正社員として働いていれば、夫婦合算の年収を世帯年収として見てもらうことができます。  銀行は「貸したお金をきちんと回収できるか」が審査の基準となりますから、サラリーマンの安定した収入はとても大きなメリットとなります。ある銀行での属性ランクは次のようなものだといわれています。 1位‥師士業(医師、弁護士、公認会計士、税理士) 2位‥公務員 3位‥一部上場企業 4位‥上場企業  やはり安定した職業が、借金をするうえでも有利です。中でも、転勤の可能性がある国家公務員よりも、地方公務員のほうが有利な傾向があります。また会社員に関しては、やはり勤務先の企業が大企業であればあるほど有利だと考えられます。個人としてクビにならないといったことも大切ですが、勤務先の会社自体が将来にわたって安定していることも大切なのです。  その一方で、同じ会社員であっても外資系企業などに見られる年俸制の場合は、たとえ1000万円クラスの年収があってもローンは組みにくいといわれます。やはり「安定」ということがとても重要なポイントなのです。  住宅ローンは、不動産の販売価格と、それを買おうとしている人の年収や勤続年数などをもとに、融資できるかどうかの審査が行われます。単身者ならもちろん本人の収入だけですが、夫婦共働きであればふたりの年収を合算した世帯年収が基準となります。この収入に応じて、借り入れられるローンの総額が決まりますから、年収が多ければ多いほど「高い不動産が買える」ということになります。  では、住宅ローンというのはだいたいどれくらいの金額を借りることができるのでしょうか。一般的には年収の7~8倍程度といわれます。単身で年収500万円なら、およそ3800万円が目安です。

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