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短期・高金利のアパートローンは不利

2018年1月11日「木曜日」更新の日記

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 おさらいになりますが、投資用物件を手に入れるには、最低でも数千万円の資金が必要です。一般的なサラリーマンがそれだけの資金を貯えるのは現実的ではありません。そのためほとんどの人がローンを利用することになりますが、通常、投資用物件を購入する際に利用されるのはアパートローンです。  アパートローンは、木造アパートの場合、一般的に22~25年、金利約1~4%から組めますが、低い金利で条件のよい借り入れを行うためには、物件価格の2割程度の頭金と、相応の収入が必要になります。従って、年収500万~600万円くらいの一般的なサラリーマンが、頭金なしで多額のローンを組むことは困難と言えるでしょう。アパートローンでは物件の収益性を厳しく審査されますが、一般的に流通している収益性の高い不動産は高額です。都心・駅近ともなれば、1億円は下らないでしょう。そして返済期間が20年程度と短く、金利も高いことから、月々の返済額は高額になりがちです。少し空室が出た途端に返済が困難になり、売却せざるを得なくなるという例も数多くあります。  また、アパートローンでは、担保となる土地やアパート事業の実績がない限り、フルローンを組むことはほぽ不可能です。土地と建物を合わせた物件価格の1~3割程度を頭金として用意しなければなりません。仮に5000万円の物件だとしたら1割でも500万円です。それだけなら貯蓄しておくこともできると思いますが、不動産購入時には手数料や税金などの諸費用もかかります。たとえば400万円の諸費用がかかるとすれば、先ほどの頭金と合わせると900万円です。そのうえで短期・高金利で返済していくとなれば、これから不動産投資を始めようというサラリーマンにとっては、かなり(Iドルが高いローンだといえるでしょう。そもそも金融機関も、前述のような困難さがあるために、サラリーマンが副業で始める不動産投資などには、あまり積極的に融資をしてくれません。

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