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「繰り上げ返済」で返済期間を短縮する

2018年1月5日「金曜日」更新の日記

2018-01-05の日記のIMAGE
 一部繰り上げ返済の金額を一定にして期間短縮を考えた場合、短期返済よりも長期返済が、また、時期が早ければ早いほど、金利が高いほど、さらに元金均等返済より元利金等返済のほうが、いずれも返済期間が大幅に短縮されます。  たとえば、融資金額1000万円で、約100万円の一部繰り上げ返済をする場合、ローン返済開始から5年目(60回)と10年目(120回)の時点で行なうことを比較すると、金利3%・35年返済のケースでは、5年目は60回分の減少(5年間の短縮)に対して、10年目は52回分の減少(4年4ヵ月の短縮)になります。また、返済期間が25年のケースでは、5年目は37回分の減少(3年1ヵ月の短縮)、10年目では32回分の減少(2年8ヵ月の短縮)です。  このように、早い時期であるほど、また返済期間が長期であるほど繰り上げ返済の効果は大きくなります。また、総返済額においても同じような結果になります。  また、低金利で借りているよりも高金利で借りているほうが、さらに、元金均等よりも元利均等のほうが、返済期間は短縮され、総返済額もより多く減少されます。  公庫は2段階金利制で、当初10年間の金利とい11年目からの金利が違い、1年目以降の金利のほうが高めに設定されています。一部繰り上げ返済は高い金利の部分が適用されますのでメリット大です。

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