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2017年12月2日「土曜日」更新の日記

　一般的に鉄筋コンクリートと呼ばれている建築工法には2種類あり、1つを鉄筋コンクリート造（RC造）といい、もう1つを鉄骨鉄筋コンクリート造（SRC造）といいます。鉄筋コンクリート造（RC造）は、鉄筋とコンクリートの3つの材料から躯体（本体）がつくられています。これは、鉄筋が引っ張られる力に強いのと、コンクリートが圧される力に強い（つぶれにくい）という、両方のいい点を合わせたものです。この鉄筋コンクリート（RC造）の柱と梁の部分に鉄骨を使うと、さらに丈夫なつくりの鉄骨鉄筋コンクリート造（SRC造）になります。ただ、丈夫になる分、コストがかかります。同じ鉄筋コンクリート造でも建物の支え方によって、ラーメン（ドイツ語の骨組み）構造と壁式構造の2つの種類に分かれます。壁式構造とは厚い壁をつくり、壁と床だけで建物を支える構造です。柱と梁がないので室内はすっきりしますが、開口部に制限があったり、壁の位置が動かせないのが不便です。ラーメン構造とは、縦方向で建物を支える柱と横方向で建物を支える梁によって、全体を支える構造です。場合によって、室内に柱や梁の出っ張りがでることがあります。鉄筋コンクリート造りは現在、いちばん丈夫だといわれ、マンションの建設にはよく使われ、一般住宅にも利用されています。工務店や設計事務所に相談しましょう。住宅の建築資材や部材の相当の部分を海外から輸入し、その国と同じ工法や仕様で建てられた住宅を輸入住宅といいます。どのような住宅を輸入住宅と呼ぶかについて、法律上の明確な基準はなく、各メーカーや工務店がそれぞれ独自に基準を定めているのが現状です。日本貿易振興会・ジェトロでは、全資材の6割が輸入されていることを、輸入住宅の基準としています。輸入住宅は、住宅コストの低減につながるという視点から政府もあと押ししていますが、法規制や複雑な流通システムがネックとなり、現状ではそれほどの低価格は実現していません。現在、日本の輸入住宅は、北米系（北アメリカ・カナダ）と北欧系（フィンランド・スウェーデンなど）の2つに分かれています。北米系は2×4工法が多くて、外観デザインが派手で装飾性が高い、北欧系は木質パネルエ法が中心で、外観は木の質感にこだわったシンプルさが特長です。それぞれ、厳しい自然環境のなかで普及した住宅であるため断熱性や機密性に優れています。輸入住宅を購入する場合は、各業者が扱っている輸入住宅の内容をよく調べて、部材供給・施工・アフターメンテナンス等の体制がしっかりできているかを十分に確認しておきましょう。

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