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新しい設備を導入できる柔軟性が、建物の寿命をのばす

2017年11月25日「土曜日」更新の日記

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給排水衛生、電気照明、冷暖房、ガス、電話、インターホンなどの工事を総称して、設備工事といいます。建築の建物本体工事に設備工事が合体して、住まいとして機能するわけです。木造住宅の本体の寿命が、三〇年といわれ、設備の寿命、器具が一〇年、配管が二〇年といわれていますが、この寿命の長さの差が、建物としての寿命の問題になっていました。しかし、最近では、こわれる、腐るといった物理的な寿命より、より快適に暮らすという、目に見えない生活様式や、社会背景からくる要求に対応できず、降板させられることが多くなってきていて、この傾向は、さらに、一層拍車がかかるでしょう。パソコン通信やホームオートメーションがそれです。雨、風をしのぐといった住まいの原点にプラスして要求される付加価値を、時代に合わせてとり入れられるようにしておくことが、これからの住宅には必要です。例えば、外壁と屋根と主な構造は残して、内部の部屋や、設備をつくり変えることができるといった柔軟な対応策を検討しておきましょう。

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