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地震に強く、丈夫な家は基礎や耐力壁が違う

2017年11月23日「木曜日」更新の日記

2017-11-23の日記のIMAGE
日本は地震国なので、大昔からそれに備えて、木造の建築技術を磨いてきたので、現在の木造軸組み工法(在来工法)は、地震に対して、意外に強い工法なのです。しかし、地震の被害と原因を考えると、まず、地形や敷地の選択に誤りがあったといえます。埋め立て地、ずさんな宅地造成土地、崖下、山や丘の中腹などには、地滑りや山崩れ、不同沈下がおきやすく、軟弱な地層が深さ三〇メートル以上あると、地震のときは地盤の共振作用で木造住宅倒壊率が急激に大きくなるといわれています。これを防ぐには、鉄筋コンクリート布基礎を、地山までしっかり設置すること。砂地で液状化現象の恐れのある地盤は、鉄筋コンクリートの地中梁を、杭で支持するなど、基礎まわりを丈夫にすることです。また、耐力壁を平面的、立体的にバランスよく配置することが住まいを丈夫にし、地震の被害を最少におさえます。また、内外装材に不燃材を用いたり、長期的に防蟻防腐処理をして耐朽性の配慮を怠らないことも大切です。※不同沈…地盤の不均一な沈下に伴い建物の基礎が下がること。液状化現象…地盤が底なし沼のようになって建物を支えられなくなる状態をいう。

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