管理人はだれ！？

2017年11月7日「火曜日」更新の日記

賃貸住宅は身軽です。ライフスタイルの変化に応じて比較的に、住み替えしやすいと言えます。人生は喜怒哀楽のタペストリ。シナリオのない不条理劇です。出向、転職、引退。そして結婚、出産、死別。避けたいですが倒産、離婚、裁判なんてシーンもあると言えます。書き出しているだけでドキドキしますね。持ち家は売るにしても時間が必要です。残ったローンは引っ越し先までありますよね。持ち家って、どこかで人を保守的にするんじゃないでしょうか。リスクとリスク。マイホームを持つとは、その土地や建物で発生するリスクを自分で引き受けるという事になるとも言えます。誰も助けてくれません。死して屍、拾う者なし。まずマイホームを持つリスク。不同沈下したらどうします。シックハウスだったらどうしますか。2005年に発生した耐震強度偽装問題は記憶に新しいところ。最悪の場合、ダブルローンを背負うことになりかねません。裁判したらお金や時間をくわれます。日本の家の平　均寿命は30年。建て替えには千万単位の出費です。そして、やがて30年以内に70％の確率　でやってくる関東大震災。倒壊してローンが残る悲劇。阪神淡路大震災におけるケース。「家が壊れてローンが残った」という人を「一万五千人」と推定しています。　持ち家には、多くのリスクがあります。高層マンションが建って日当たり悪くなった。隣に○○○が越してきた。あるいは、街がゴーストタウンになった。シャッター通りになった。住宅ローンの利息もすごいです。わたしの場合、計算したら千万円単位。家賃は捨てるようなものとよく言います。しかし、じゃあ利息って何なんでしょう。じっと手を見る。戦前までは、賃貸住宅が当たり前。夏目漱石、谷崎潤一郎、志賀直哉だって借家です。　最後に強調しておきます。弁護士、建築士、不動産コンサルタントといった、建築や法律のプロのあいだでも賃貸住宅を選ぶ人がいます。賃貸と借家の長所短所を比較し、リスクヘッジをしていると思われます。

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