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大工職人のむかし

2017年9月19日「火曜日」更新の日記

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大工仕事は、むかしから、棟梁の下で仕事をしながら覚える「徒弟制度」の中で育まれてきました。一人前になるまで勤め上げることを「年期奉公」といいますが、小さい頃から体で覚えこまなければならない技術も多く、厳しい徒弟制度を年期明けまで辛抱することは、現代の若者にはなかなか大変なことです。しかし木組の家づくりの技術は、長い間徒弟制度の中だからこそ受け継がれてきた伝統の技です。大工技術の伝承は、口伝といわれる口頭で技術を伝える方法をとったため、一般的には伝わりにくく、わかりにくいものです。仕事の現場では、言葉のやりとりにも隠語を使い、職人の世界のみで通用する「符丁」と呼ばれる独特の現場言葉の世界をつくり出しました。また「技は見て盗め」といわれ、親方が直接、新弟子に手ほどきをすることはなく、叱られながら覚えるもので、手をとるように教わるものではなかったようです。さまざまな面で徒弟制を維持するためにできた仕組と思われますが、閉鎖的な側面を持つ一方、若い職人が大人になるために学ぶべき人生修養的側面もあり、人格形成には大いに役立ったと思われます。また職人の世界では「やってはいけないこと」を厳しく叩き込まれることによって、自由な工夫を育てる土壌も育まれ、本来の知恵を発揮する場も認められていたようです。「やってもいいこと」だけを教え、タブーを知らされない現在の学校教育とは一線を画しており、そうした教え方は人間としての生き方を示唆する徒弟制度のよさといえます。むかしを知る老大工の悩みや愚痴が聞こえてきそうな昨今ですが、やる気のある若い大工には、かつての徒弟制度で鍛えられた大工が、実技指導に当たることも大切なことだと思います。二〇〇三年十月から国土交通省の支援で「大工育成塾」が始まりました。このままでは忘れ去られてしまいそうな、伝統的な仕事のできる大工育成のための支援制度です。かつての徒弟制度の現代的復活を目指す意味合いの強い制度となっています。詳しくは、国土交通省木造住宅振興室までお問い合わせください。大工職人は文化の伝承者大工仕事から生まれた日常的な言葉がたくさんあることをご存知ですか。例えば、物事を始める場合に「いの一番にやる」などと言いますが、「いの一番」という言い方は、大工さんが建物を建てるときに使う「板図」と呼ばれる図面の番付けの番号から生まれました。板図には建物の柱の並びを縦横の軸線に沿って「いろはにほへと……」とか、「一番通り、二番通り」と杳いて示します。その場合、建物の奥の方から「いの一番」を決めます。なぜならば、建物を建てる場合、建てにくい奥のほうから柱や梁を建て込むからです。仕事のしやすさを考えた番号の振―方が日常語になったものと思われます。「几帳面」という言葉も、木の角を削るときに使う面の種類からきたと思われます。日本の伝統文化は、大工さんをはじめ多くの職人さんたちが受け継いできた木工に関する技術や道具にちなんだ物が多く、大工技術を積み上げると、木のこと、刃物のこと、住まい方のことなど、多くの関連した生活文化が連なることがわかります。これが、まさに日本の文化です。だからこそ職人は正統な文化の伝承者といえるのです。しかし残念ながら、職人自らが歴史や文化に対する関心が薄く、その技術の背景にあるものが俯瞰できないでいるため、社会の中において文化人という地位を築けないでいるのが現状です。日本の職人にも、ドイツのマイスター制度のような職能としての社会的地位を持てる仕組づくりが必要だと思います。

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