管理人はだれ！？

2017年8月21日「月曜日」更新の日記

親の世代の大学進学率は10～20％台で、子世代に比べるとまだまだ低かったといえます。大学進学そのものが、ひとつの憧れでした。中学や高校を卒業してすぐ就職した人だって少なくありません。 　でも、大学に進学する人数自体はすごく増えたので、受験競争はかなり厳しく、大手予備校が生まれたのも70年代からと言われます。大学の名前で入れる会社が決まるような風潮も生まれました。そういえば「偏差値」という言葉を、聞くようになったのもあの頃からでした。 　そんな時代を生きてきた世代ですから、自分たちの子どもには「大学くらい出て当たり前」と考えたものです。そして、大学受験やさらには高校受験のため、学習塾や予備校へ通わせたり、家庭教師を頼んだりしていました。 　子の世代は、18歳人口が減り始めた時代に進学しました。とはいえ、団塊ジュニア世代は、受験戦争が残っており、その後は少しずつ緩和されました。 子の世代を通していえることは、有名大学を出たとしても、卒業後の就職が厳しいこと。 　だから今、子どもの教育で重視するのは、本人の才能や可能性を最大限に引き出し、伸ばしてやること。そのため、小さい頃からいろいろ習い事をさせたり、教育方針や校風がはっきりしている中高一貰校を目指すケースが周りで増えています。ちょっと忙しすぎて可哀相な気もしますが。 　子どもは早くから習い事に通わせ、中学に入ると学習塾が一般化。別の調査では、習い事や塾がある日の帰宅時間が午後９時以降という小中学生が３割近くいるというデータもあります。

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