親と子
2017年8月17日「木曜日」更新の日記
- 親の世代にとって、普段の食事といえば母親が市場やスーパーで旬のものを買ってきて、栄養のバランスを考えながら手づくりするのが当たり前でした。 もちろん、お祝いや記念日などに外食することもあるけれど、基本は手料理。毎日台所に立っていると、「今日のごはんは何?」と子どもが聞いてきたものです。 最近、野菜や魚の名前が分からない子どもや、朝食を食べない子どもがいるというのは気になる話です。それに、レトルト食品や材料に合わせるだけの簡単なソースばかりだと、お料理の基本「さしすせそ(砂糖・塩・酢・醤油・味噌)」だって、分からなくなる気がします。 便利なものは上手に使いながら、もっと手づくりの味を大事にして、日々の食事に愛情を注いでくれればいいなと思っていたりします。 共働きしている子の世代は、夫婦それぞれ平日は仕事で忙しく、買い物は週末にまとめ買い。時間がないときはレトルト食品を使ったり、ピザや中華のデリバリーで食事を済ませることもしばしばです。 だからといって、料理が嫌いなわけではありません。手料理をつくりたいのはやまやま。親世代と同じように、子ども達に素材の選び方やおいしい家庭料理の作り方を教えられればとも思っています。実際、週末には夫が腕をふるって魚をおろしたり、親子でカレーづくりを楽しんだり、好きなシェフの料理教室に通ったりもします。 料理は、味や栄養のことも大事だけど、家族や友人とのコミュニケーションを深めるいいきっかけになります。自分達らしいライフスタイルで、料理を楽しみたいと思っています。"
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